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​髙橋 文彦

 令和3年4月に福島県立保原高等学校の第36代校長として着任しました髙橋文彦と申します。

 同窓生の皆様におかれましては、日頃より、本校の教育活動に対し物心両面から御支援を賜り、深く感謝申し上げます。

 

 さて、本校は大正11年の創立以来長きにわたり、校訓である「質実剛健」、「和衷協同」を心の礎とし、広く地域社会の皆様からの御支援に支えられ、これまで二万九千名を超える多くの有為な人材を輩出してまいりました。同窓生の皆様が、各界で大いに活躍されている姿は、本校にとっての誇りであり、在校生にとっても未来に向かって歩んでいく勇気と自信を与えてもらう存在であります。

 本校は、現在、全日制が各学年普通科4学級と商業科1学級、定時制が各学年普通科1学級で、生徒数は約430名です。生徒は、学習や部活動のほか様々な学校行事やボランティア、そして伊達市や地元企業の皆様とのかかわりを通した地域連携事業に取り組みながら、一人一人が自己研鑽に励み、これからの新しい時代を生き抜く力を身につけようとしております。また、本校は、「福島県ICT活用教育研究指定校」に指定され、タブレット等を用いたICT活用教育実践研究の「先進校」として取り組み、校内ネットワークの整備や生徒の探究的な学びの推進などに還元されております。

 

 このような中、 福島県教育委員会は、本県の高等学校の質的向上や社会に対応した魅力ある教育環境づくりを目指すため、2019年2月に「県立高等学校基本計画」に基づいた「県立高等学校改革前期実施計画」を策定し、本校は再編整備の対象校となりました。再編整備の内容としては、福島中央高等学校と保原高等学校定時制が統合され、令和4年4月よりふくしま新世高等学校となります。また、令和5年4月からは梁川高等学校と保原高等学校全日制が統合されます。

 この度の統合にあたっては完全な統合が完了するまでは校舎方式が採用されることから、本校定時制の在校生(1~3年生)は、ふくしま新世高等学校保原校舎の生徒となりますが、保原高等学校にも在学していたことから、令和3年度保原高等学校同窓会総会(書面開催)において、本校同窓会に入会することを決定していただきました。同窓会の皆様の温かいお気持ちに感謝申し上げます。改めて、本校同窓生として、これまでと変わらぬ御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 梁川高等学校と保原高等学校の統合校の校名はまだ決定しておりませんが、令和3年度中に福島県教育委員会から発表される予定であります。これにより、保原高等学校の歴史と伝統は統合校へと引き継がれることとなりますが、新しい統合校に対しても、引き続き、本校同窓会の皆様の御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 最後に、本校は、保原高等学校としての最後の年となる令和4年度に創立100周年を迎えます。創立100周年を迎えるにあたり、令和4年10月15日に記念式典を開催し、記念誌の作成や各種記念事業を展開する予定であります。この100周年記念事業につきましては、在校生や保護者の皆様、教職員はもとより、同窓会会員の皆様の御支援なくしては実施が不可能であります。なにとぞ、物心両面からの温かい御支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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