
ご挨拶とお願い
福島県立保原高等学校同窓会 会長 片平俊夫
同窓会のホームページの開設に際し、一言ご挨拶を申し上げます。
同窓会員の皆様には、日頃より母校に対してご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。
現在、猛威を振るっているCOVID-19の蔓延により、社会生活はもとより学校教育活動等に支障を来しておりますが、会員の皆様にはこの難局を無事に乗り切ってほしいと祈るばかりです。
さて、わが母校保原高校は大正11年に県内7番目の県立中学校として開校され、戦中戦後の幾多の混乱や令和に至る時代の変遷を乗り越え、来年で100周年を迎えることになりました。
その間、青春の一時期を同じ校舎で過ごし、この学び舎から巣立っていった卒業生は2万9千6百余名を数え、地域社会をはじめ県内や国内の広範囲で活躍をされているのは周知のとおりであります。
このように有為な人材を数多く輩出することが出来たのは、母校の底流を成す「質実剛健」「和衷協同」の校訓のもとに、それぞれの時代に勤務された先生方が生徒たちと濃密な人間関係を築きながら、人としてどう生きるべきかを教え導いてくれたお陰であり、同窓生として今更ながら感謝の念が募る思いでおります。
わが同窓会も、こうした歴史と伝統に支えられたネットワークを強みとして、歴代の会長を中心とした会員の協力のもとに、母校に対しささやかながら支援活動を行って参りました。
しかし、我が国は少子高齢社会の到来により、社会構造上大きな変革が求められる時代となりました。教育界も例に漏れず、学校の統廃合などを余儀なくされ、わが保原高校も残念ながら100年の歴史を以て幕を閉じることになりました。そして、今後は梁川高校と統合されることが既に決定しております。
同窓会といたしましては、統合される新しい学校が伊達市一円の生徒たちが集う高校になることから、この統廃合を発展的改革と捉え、更に文武両道を高めて素晴らしい校風が醸成されるよう、温かく見守って行きたいと思っております。
その為に、今後両高校、両PTA、そして地域社会との連携を深め、よりよい対応をして参りたいと考えております。
重要なことをお願いするのが末尾になり大変失礼いたしましたが、100年の長きにわたり母校が貫き通した百折不撓の歴史に対し、旧職員を含む学校関係者と同窓会員一同が心から祝い称えるため、来年の10月に100周年記念式典並びに記念事業を計画しております。
つきましては、事業成功のため会員の皆様の深いご理解のもとに、浄財を募りたいと思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、同窓会組織は保原高校卒業生が存在している限り継続しますので、コロナ禍が収まりましたら、各支部・各学年共にこれからもぜひ旧交を温めていただきたいと思います。
終わりに皆様の今後益々のご健勝をお祈りし、ご挨拶方々お願いとさせていただきます。